中大兄皇子伝
書名 :中大兄皇子伝
著者名:黒岩重吾
出版社 : 講談社文庫 上下共\650
感想 :
深みはない。文学とは思わない。けれど、歴史書としては、まぁ面白い。
律令制度、公地公民、この時代にやろうとした、もしかしたら、ロシア革命より革命的かも。お手本にされた唐からして。
新国家の理想に、ある程度の既得権を認めなければならない.....ってのは、別にしても、いえ、どんな革命でもそうね。何回も政権取ると、腐敗する。
鎌足に自分の子を身ごもった妻を与える。それを喜ぶ。
江戸時代なんかだったら、あり得ない。でも鎌足は藤原家の始祖だしね。
10/2の日記にも感想。